第8章:報告の仕方

3. 感染症検査報告書のご提案1

患者氏名:山〇一△ 65歳 男性 検査日:2013年3月4日 検体:喀痰
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マクロ鏡検の所見
検体中に気管支痰が複数認められ、感染巣由来痰と判断。気管支痰は好中球が充満し、明らかな感染所見あり。誤嚥に伴う感染所見と判断される。


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ミクロ鏡検の所見
図左の気管支痰中にはGPR(菌種不明)4+、酵母2+、GPC3+(ブドウ球菌)等を認めたため、胃内容誤嚥に伴う感染。図左はGPC3+(レンサ球菌)、GNR3+(Fusobacterium様)、GPR3+(コリネ様)、GNC3+(ナイセリア)等が認められ、唾液誤嚥に伴う口腔常在菌感染所見を示している。

[図144]


検体品質:複数の細菌感染を起こした気管支痰が有り、検査材料として適。
感染所見:少なくとも胃内容誤嚥に伴う細菌感染部位、唾液誤嚥に伴う口腔常在菌感染部位が認められる。
感染菌:胃内容誤嚥部位の感染菌はGPR(菌種不明)主体、唾液誤嚥部位では口腔常在菌による感染所見を認めた。

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